オーストラリアのアデレードという都市をご存知ですか?
他都市に比べて知名度は低いかもしれませんが、オーストラリア第5の都市で、ここ数年ずっと”世界で最も住みやすい都市ランキング”にランクインしています。2021年は第3位となり、オーストラリアの中でトップに輝きました!
ワーホリで色々な都市に滞在したけど、アデレードが一番住みやすいと感じたよ!
そんなアデレードの魅力を知ってもらいたい。
わたしがアデレードを選んだ理由と合わせて、実際に住んでみて気付いた良さをお伝えします。
1. 生活費が安い
留学する都市を決める際に、重要視したのが物価。
アデレードの物価は他都市に比べて安く、メルボルン・シドニーより約20%、ブリスベン・パースより約10%、生活費が抑えられると言われています。
アデレードの食費
レストランやカフェ、スーパーの食材は、他の都市とあまり変わらないと思います。
アデレードならではかなと思うのは、シティ内にセントラルマーケットという野菜や果物を売っている市場があること。そこに行けば新鮮な食材を安く手に入れることができます。
日曜・月曜が休みなので、休み前の土曜日はセールで更に安くなります。
野菜も果物も1kg 1ドル以下のものがたくさん!かなり助かりました。
アデレードの家賃
アデレードのシェアハウスはオウンルーム(1人部屋)で週120〜200ドル。
郊外だと170ドル以下、シティだと180〜200ドルのところが多い印象。
対してシドニーの家賃相場は週170〜300ドル。
ルームシェア(2〜4人部屋)であればシドニーでも週130ドル前後で探せるものの、アデレードなら同じ金額で自分だけの部屋を借りられるということになります。
いろんな家を見ましたが、郊外のシェアハウスなら週150ドルも払えば広くて綺麗な部屋に住めます。
郊外といってもシティから車で10分くらい離れるだけで、好条件の物件がたくさんありますよー!
アデレードの交通費
シドニーでは月120〜240ドルかかると言われる交通費ですが、アデレードではなんと月49〜99ドル!
アデレードの公共交通機関はアデレードメトロがバス・トラム・電車すべて運営していて、ゾーン制ではないためどこまで乗っても同じ料金です。(乗り継ぎも2時間以内なら可能)
更にシティ内のバス・トラムは無料!
時間帯によって料金は変わるものの、ピーク時でも大人3.70ドル。学生なら1.83ドル。
インピーク時の学生料金はなんと0.98ドル!(メトロカードを利用した場合)
また、“28day pass”という28日間バス・トラム・電車に乗り放題のパスもあります。
大人99ドル、学生49ドルとかなりお得!
わたしはシティからバスで15分くらいのシェアハウスに住んでいて、家賃は水道・光熱費込みで週150ドルなのですが、交通費を合わせても週165ドル。シドニーの平均は230ドルと言われているので、それに比べるとだいぶ安く済んでいると思います。
日本よりも物価が高いオーストラリア。
食費は自炊して節約できたとしても、家賃と交通費は必ずかかるコストなので、この2つが安いと助かりますね。
2. 日本人が少ない
できるだけ日本人のいないところで英語を勉強したい!と、英語環境を重視する人も多いのではないでしょうか。
メルボルンやゴールドコーストでは、観光地ということもあり、街中でも日本語が聞こえてくることが多かったです。
海外生活が初めてであれば、むしろ日本人に頼れる環境は安心しますが、英語力向上が目的であれば避けたほうがいいと思いました。
実際アデレードを選んで大正解!
あまり日本人を見かけません。
語学学校には日本人がたくさんいたけれど、アデレードに来る人はモチベーションが高めなのか、日本人同士でも英語で会話していることが多かったです。
また、わたしのカタコト英語は観光地では通じても、アデレードでは聞き返されることが多々。
観光客慣れしている都市に比べて、外国人のアクセントに聞き慣れていないのかもしれません。
そんな環境だからこそもっと勉強頑張ろうと思えますし、英語が通じたときは本当に嬉しいです!
3. 街がコンパクト
せっかくオーストラリアで暮らすのだから、日本とは違う生活がしたい。
そう考えたとき、都会すぎず自然豊かな、でも不便がないところに住みたいと思いました。
アデレードのシティは20分あればまわりきれることから“20minutes city“と言われているほどコンパクト。
街が正方形に整っていて坂もないから歩きやすいですし、ランドルモールというメイン通りにスーパーやショッピングセンターなどが集まっているので、ここに行けばすべて事足りてしまいます。
また、海も山もシティから近いです。
西には綺麗なビーチ、東には野生のコアラやカンガルーに出会える自然公園。どちらも車で20分ほどで行けてしまいます。もう少し足を伸ばせば、有名なワイナリーがたくさん!
無料でBBQが楽しめる大きな公園も、シティから徒歩圏内にあるよ!
正直、最初は街が小さくて退屈に感じていましたが、生活するにつれこの街の魅力にはまってしまいました。
気が向いたときにふらっと出かけられるこのコンパクトさが大好き!
空港も近いので、空を見上げればいつでも飛行機が見られるのも、飛行機好きにはたまりません。
デメリットは冬の気候
一年中暖かいイメージがあるオーストラリアも、北と南でかなりの温度差があります。
南半球のオーストラリアは、北に位置するケアンズやダーウィンは一年中温暖ですが、南にあるアデレードの冬は東京並みに冷え込み、雨の日も多いです。
冬の間はコートを着て過ごしていました。寒い上に雨が多いと、やっぱり気分も少し暗くなります。
わたしは都合上5月に渡豪しましたが、できることなら気候を配慮して6〜8月は避けたかったなと思いました。
ただ、8月下旬からだんだん雨の日は減っていき、夏になると毎日雲ひとつない晴天が続きます。
夏は40度を超える日もありますが、湿度が低いのでカラッとしていて過ごしやすいです。
ケアンズやブリスベンは夏は雨季になるのに対し、アデレードは晴れが多いので、夏は本当におすすめ!
アデレードの良いところまとめ
わたしがアデレードを選んだ理由は
- 生活費が安い
- 日本人が少ない
- 街がコンパクト
でしたが、実際に住んでみて他にもいいなと思ったことがあります。
- 年中イベントがある
- 図書館で無料の英語レッスンが受けられる
- シティ内で無料Wi-Fiが使える
- 最低時給が守られている
- 冬以外の天気が最高
アデレードが世界で住みやすい都市に選ばれているのも納得。
特に留学生にとっては、とても住みやすい街だと思います。
旅行でアデレードを訪れる機会はあまりないと思いますが、だからこそ留学・ワーホリで住んでみてほしいです!
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