2024年11月末にオープンした「北朝鮮が見えるスターバックス」に行ってきました。
北朝鮮までわずか1.4km!
韓国に北朝鮮が見える展望台はいくつかありますが、その中でも特に近いです。

展望台自体は1978年に建設されていて、「愛妓峰(エギボン)平和生態公園」という場所にあります。
朝鮮戦争で激闘が繰り広げられた地であり、現在は平和と観光が融合したランドマークとなっています。
この記事では、「北朝鮮が見えるスタバ」までの行き方や観光情報をご紹介します。
基本情報

営業時間 | 9:30〜17:30 ※入場時間の区分あり |
入場料 | 大人3,000ウォン |
休館日 | 年中無休 |
住所 | 京畿道 金浦市 霞城面 佳金里193-7 |
駐車場 | あり(無料) |
電話番号 | 031-989-7492 |
予約方法
展望台は事前予約制。
入場チケットは、こちらのサイトから予約が可能です。
が、予約するにあたり
・韓国の電話番号
・韓国のカード/モバイル決済
が必要となります。
そのため、韓国人に予約依頼するか、ツアーを使用する必要があります。
予約サイトも韓国語・英語のみで、アクセスもローカルバスなどを乗り継いでいかないとなので、日本人が自力で行くのはハードルが高いです。
ソウル市内から乗車でき、ガイド付きまたは自由観覧が選べるこちらのツアーがおすすめです!
アクセス
【金浦空港駅から】
タクシーで約30〜40分
【ソウル市内から】
バス+タクシーで約1時間30分
①バスに乗り郡下里(クンハリ)というバス停で下車
永登浦(ヨンドゥンポ)から→88番バス
仁川(インチョン)から→70番バス
②タクシーに乗り換えて約10分
※徒歩だと坂道を約30分
ウニャン駅とクレ駅
もし自力で行く場合、滞在地から直接(もしくは電車で行きやすい駅まで行って)タクシーで向かうのが楽で良いと思います。韓国のタクシーは日本より安いので。
なお、公園にタクシーは常駐していないので、帰りはカカオタクシーのアプリを利用するか、街中のバス停(徒歩30分くらい)まで行く必要があるのでお気をつけください。

という感じで、予約も難しければ公共交通機関でのアクセスもあまり良くないので、やはりツアー利用がおすすめ!
愛妓峰平和生態公園の観光
パスポートチェック
入口にゲート・駐車場・チケット売り場があります。
車で来た場合はここに駐車し、チケットを引き換え、無料シャトルバス(10分間隔で運行)に乗って展望台へ。
シャトルバスに乗ると、銃を持った軍人さんが入ってきて、チケットの確認が行われました。
民間人出入統制区域の中にあるため、いつでも誰でも入れるわけではないのです。



ツアーで行く場合は、チケット引き換えやバス乗り換えは必要なく、ツアーバスに乗ったままパスポートチェックがあると思います。
平和生態展示館


シャトルバスを降りると、「平和生態展示館」があります。
ここには、金浦市やこの周辺(祖江)の歴史・生態系が展示されています。メディアアートや映像館・VR体験館なども。
北朝鮮や朝鮮半島の歴史というよりは、この地域の「平和」と「生態」についての内容のようでした。




展示館2階にある休憩スペースでは、川の向こう側が一望できるようになっていました。
吊り橋を渡って展望台へ


展示館からスタバのある展望台までは直線310メートルらしいのですが、ご覧の通り高台にあるため結構歩きます!
右側にスロープもあり、車椅子やベビーカーの方はそちらから行けるようになっていました。


吊り橋を渡って展望台へ。
思っていたより下が見えるし揺れます!


ジグザクした道を登って行った先には、石碑と鐘が。




朝鮮戦争犠牲者の追悼発掘現場で発見された鉄塔などを溶かして作られたそうです。
そしてその鐘を通り過ぎた先には・・・


この上に展望台とスタバがあります。
北朝鮮が見える展望台


展望台はこんな感じ。
スタバと望遠鏡が並んでいて、すぐ先に北朝鮮が見えます。




肉眼でも建物などははっきり見えますが、望遠鏡で見ると歩いている人、自転車に乗っている人まで見ることができました。
望遠鏡で見える景色はこんな感じ。


望遠鏡で写真を撮ってスマホ(カカオトーク)に送ることができます。
ここで見える村は韓国側に見せつけるために作られたもので、一般人は生活していないとも言われています。
2kmほどの川を挟んですぐ北朝鮮。こんなに近いのに建物や生活がまったく異なっているのが本当に不思議です。
数十年前は戦争の激戦地だったとは思えない、穏やかな時間が流れていました。
スターバックス金浦愛妓峰平和公園店


営業時間 | 10:00〜16:30 |
NAVERマップ | https://naver.me/52RzL6Da |
こちらが「北朝鮮が見えるスタバ」
店内から北朝鮮が一望できるようになっています。
私が行ったときは平日の昼間でしたが、常に満席でした。ただ、回転が早いのでそんなに待たずに座れると思います。




メニューや料金は他のスタバと同じでした。
コーヒーを飲みながら北朝鮮を眺めるなんで、唯一無二でとてもユニークな体験ですよね。
かたや電気さえ供給不足な国、かたやスタバがある国。戦争でたくさんの人が亡くなられた場所が、今や観光地となっている。本当に複雑な気持ちになります。観光客として貴重な体験をさせてもらいましたが、平和な世界になることを祈るばかりです。
以上、北朝鮮が見えるスタバ&展望台でした。
北朝鮮が見える展望台はいくつかあり、個人的には坡州市にある「オドゥサン展望台」もおすすめです!
朝鮮半島の歴史や南北統一についての資料が充実していますし、車で5分のところに坡州アウトレットもあるので1日楽しめます。


コメント