中国ではGoogle、LINE、Instagramなどが使えません。
グレート・ファイアウォールと呼ばれるネット規制があるため、どのSIMカードでもOKというわけにはいきません。対策が必要です。
「中国でインターネットを使うためには?」
「どんなSIMカードがいい?」
「それとは別にVPNも必要?」
結論、おすすめなのはeSIMで、この記事で紹介しているeSIMを使えばVPNなしでも日本と同じようにLINEなど使用可能です。
この記事では、eSIMをおすすめする理由やSIMカードとの違い、中国のインターネット事情などを解説します。
中国でアクセスできないサイト
- Gmail
- LINE
- YouTube
- X(旧Twitter)
- Netflix
など。日本で使っているサービスはほとんど使えません。
これは中国政府が情報統制のために、国外の特定サイトへの通信を遮断・監視しているためです。
中国内のネット回線を使っている限り、LINEなど接続ができません。
解決策は「VPN」か「eSIM」
中国でインターネットを使うためには、VPNを利用する必要があります。
【VPNとは】
仮想プライベートネットワークと呼ばれるもので、日本などの中国以外のサーバーを経由してネット接続する仕組みのこと。このVPNを利用することで、中国で規制されているサイトにもアクセスできるようになります。
このVPNが組み込まれているeSIMがありますので、そちらがおすすめです。
難しい手続きは必要ありません。詳しく説明していきます。
なぜ中国旅行にeSIMがベストなのか?
- 購入してすぐ使える
- SIMカードの差し替え不要
- 紛失リスクがない
eSIMとは、スマートフォン端末に内蔵されたデジタルSIMのことで、購入後に送られてくるQRコードを読み込むことでインターネットに接続できるようになります。物理的なSIMカードと違って郵送がないため、ネット等で購入したらすぐ利用できるのもメリットです。
eSIMとSIMカードの違い
比較項目 | SIMカード | eSIM |
---|---|---|
差し替え | 必要 | 不要 |
紛失リスク | あり | なし |
回線切替 | 不便 | 可能 |
開通時間 | 現地到着後 | 出発前でもOK |
対応端末 | 多い | 少ない |
SIMカードとは?
- スマートフォンに差し込む
- 現地到着後に設定する
- 幅広い機種で利用可能
eSIMとは?
- SIMカードの差し込み不要
- QRコード読み込みで開通できる
- 日本出発前に設定できる
- 複数のeSIMをスマホ上で切替可能
eSIM対応機種か確認方法
eSIMの唯一のデメリットは、対応端末・機種がSIMカードに比べると少なめなことです。
古い機種だと利用できないことがあるので、自分のスマホがeSIM対応かを確認しましょう。
Androidの場合(Google Pixel・Galaxyなど)
- 「設定」アプリを開く
- 「ネットワークとインターネット」 > 「モバイルネットワーク」へ
- 「eSIM」や「SIMの追加」などの項目が表示されていれば、eSIM対応
iPhoneの場合
- 「設定」アプリを開く
- 「モバイル通信」または「モバイルデータ通信」をタップ
- 「モバイル通信プランを追加」または「eSIMを追加」が表示されていれば、eSIM対応

おすすめのeSIM
実際に中国で利用したeSIMがこちら!


14日間の旅行でしたが、30日間15GBのeSIMを購入しました。
九寨溝・黄龍など標高3500mある山奥でもサクサク繋がりましたよ!
数日間だけの旅行でもこの30日15GBのeSIMの利用をおすすめします。
というのも、ホテルなどのWiFiを利用すると、中国のネット規制でYouTubeなどが見れなくなってしまうんですね。eSIMとは別にVPNを使えばWiFi使用下でも日本のSNSにアクセスできるのですが、さらにお金がかかるし、VPN契約はハードルが高いという方も多いと思います。
このeSIMはデータ容量が15GBあるので、VPNを契約しなくても(WiFiを使わずに)eSIMだけで旅行期間過ごせるはずです。
15GBでできること
- Webサイト10,000ページ
- LINEメッセージ数万通
- LINE通話500時間
- 音楽再生100時間
- 動画視聴15〜20時間
- Instagram30〜50時間
InstagramやTikTokを1日1〜2時間使っても数週間持つデータ容量です。
購入後の設定方法


この「sSIMを追加」をクリックし、購入後に送られてきたQRコードを読み込み、eSIMをアクティベート(有効化)します。
実際に有効化できるのは海外に行ってから。
現地に着いたら、↑の画面に追加したeSIM(任意で入力した名前)が表示されるので、それを選択するとインターネットに接続されます。



他にも細かい設定・確認はありますが、難しいことなく、画像付きで設定方法が送られてくるのでそれに沿って設定すればOK!
電話番号がなくても大丈夫?
中国の電話番号がなくても大丈夫です。
中国の支払いアプリ「アリペイ」や「Wechat」などは、日本の電話番号で登録できました。
日本を出発する前にSMS認証をしておけば、現地で再度認証が必要になることは基本ありません。(長期滞在だとあるかも?)少なくとも14日間は問題なかったです。


以上、中国旅行でおすすめのeSIMでした。
中国ではデジタル化が進んでいて、支払いもすべてアプリで行うなど、スマホのネット環境は必須です!
アプリも中国独自のものが多い(Google Mapsが使えなかったり)ので、事前にインストール&設定しておきましょう。


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