成都から九寨溝・黄龍へ個人で行ってきました。
この記事では、「黄龍」の観光情報について書いています。
黄龍九寨駅や九寨溝への行き方は、こちらの記事をご覧ください!


黄龍へのアクセス
【黄龍九寨駅から】
バスまたはタクシーで約30分
【九寨溝から】
バスまたはタクシーで約2時間
私の場合、最初に九寨溝へ行き、翌日に黄龍へ行ったのですが、九寨溝から黄龍行きのバスは朝7時台しかないと聞き、もっと遅くに出られる相乗りシャトルバス(7人乗り)を利用しました。
相乗りシャトルバスの予約方法
Trip.comで「九寨溝→黄龍風景区→黄龍九寨駅 片道相乗りシャトルバス」を予約しました。料金は1人2,819円。

九寨溝→黄龍までだけの(黄龍→黄龍九寨駅は含まれていない)相乗りシャトルバスや、大型バスの予約もTrip.comでできます!




このチケットに含まれているのは移動のみで、黄龍での観光ガイドや食事等は含まれていません。
また、相乗りですので、知らない方々と一緒に移動することになります。
出発時間(7:00〜9:30の間)と車種(5〜9人乗り)が選択できました。


9:30発のビジネスカー(7人乗り)で予約。ホテル前までピックアップに来てくれます。
【注意】ドライバーへ宿泊先(ピックアップ場所)を伝える必要があります。
前日までにドライバーから確認の連絡がくることになっているのですが、中国の電話番号がないと電話がかかってきませんのでご注意ください。予約時にメールアドレスを入力しますが、メールでの連絡はありません。
前もってTrip.comカスタマーサポートへ連絡し、ドライバーとWeChatで連絡が取れる状態にしておいたほうが良いです。
私の場合、前日にTrip.comからドライバーのWeChatのIDが送られてきましたが、相手側が一向にID追加承認してくれず、メッセージを送ることができませんでした。
当日の朝になっても連絡がつかなかったため、Trip.comのカスタマーサポートへ連絡し、ドライバーにWeChatでメッセージを送るよう伝えていただきました。Trip.comは早急に対応してくれたのですが、その後もなかなかドライバーと連絡がつかず、出発時間直前の9:10にようやくWeChatで連絡がきました。



Trip.comのサポート時間は、日本時間の9:00〜18:00(中国時間で8:00〜17:00)なので、遅くとも前日のお昼頃には連絡しておくと安心です!
九寨溝から黄龍へ移動


相乗りシャトルバスの車内はこんな感じ。
広々とした空間でリクライニングもでき、とても快適でした!自分含め4名だけだったのもよかったです。


USB充電ができるのも地味に嬉しい。
出発して1時間半経った頃、途中でお土産屋さんに寄りました。
ツアーあるあるですが、この乗り合いシャトルでも立ち寄るとは思わなかったのでちょっとびっくり。




この辺りではヤク(ヒマラヤ山脈やチベット高原に生息している牛の仲間)が育てられてるようで、ヤクチーズなど販売されていました。
ここでトイレ休憩もしつつ、約30分停車。
本来の行程では九寨溝→黄龍まで2時間なのですが、実際は2時間半かかり、黄龍に着いたのは12:00でした。
大型バスでも乗車場所によっては2時間半以上かかるらしいので(複数のバス停に停まるため)、30分くらいの休憩は許容範囲だったかなと。トイレも綺麗めでした。(ドライバーによって立ち寄り場所は変わるかも)
黄龍の観光
マップ・所要時間
黄龍の観光ルートがわかる全体図をご覧ください。
入場料・購入方法
ハイシーズン(6月1日〜12月15日) | 170元(約3,485円) |
ローシーズン(12月16日〜5月31日) | 60元(約1,230円) |
ロープウェイ(片道) | 80元(約1,640円) |
電動カート(片道) | 20元(約410円) |
私の場合は
・3月のローシーズン入場料
・ロープウェイ(片道)
・電動カート(片道)
を購入しましたので、合計160元(約3,280円)でした。
ロープウェイと電動カートは使用しなくても行けなくもないですが、片道4〜5時間歩くことになるのであまり現実的ではありません。ほとんどの人が行きに利用し、帰りはハイキングコースで帰ってくるようです。体力や滞在時間に応じて、往復ロープウェイ&電動カートを使用しても良いと思います。



チケットはTrip.comで事前購入が可能です。
私は買い忘れてしまったので、当日現地購入しました。


相乗りシャトルバスをロープウェイ乗り場前で降ろしてもらい、向かって左側にある窓口で購入しました。
ここ以外にハイキングコース入口(旅客中心/ツーリストセンター)の近くにもチケット購入窓口があります。


何も言わなくてもロープウェイ片道込みのチケットを発券してくれました。
なお、このチケットには後述する電動カートの料金は含まれていないので、ロープウェイから降りたら別途購入する必要があります。
Trip.comでチケット購入した場合、パスポートだけ持っていけばOKです!
ロープウェイ


ちょうどお昼時だったからか、びっくりするくらい人がいませんでした。笑
貸切で乗れて良かったです。


10分ほどで山上エリアに到着。
電動カート
ロープウェイを降りるとすぐ電動カート乗り場があります。
電動カートに乗らず歩いて行くことも可能ですが、標高3,500mかつ片道40分ほどかかるため、20元払ってでも利用したほうが無難です。入場券には含まれていないので、ここで別途チケット購入が必要。


この乗り場の反対側にチケット売り場があります。


電動カートは人が集まったら出発するスタイル(8人乗りくらいなのでほぼ待たない)で、乗車時間は5分ほどでした。


五彩池
ケーブルカーを降りたら、メインスポットの「五彩池(ごさいち)」へ向かいます。
五彩池は、標高約3,576mに位置する、黄龍溝の最上部に広がる色彩豊かな池群。
約693の大小さまざまな池が階段状に連なっている、黄龍を代表する景観の一つです。


案内マップでは600mとありましたが、登り階段が結構あり、体感はもっと長く感じました。
酸素が薄くてちょっとの運動で息切れがします。今振り返っても、後半の4kmハイキングよりこの600mの道のりがしんどかったです。


歩道は整備されていてとても歩きやすいです。
この時点でまだ五彩池は見えないけれど、背後にそびえ立つ山々と雪景色が絶景。
途中で酸素を吸ったり、ぐったりしている人が結構いました。
そんな人たちを見ると自分も大丈夫かなと不安になりますが、途中で酸欠になっても売店で酸素ボンベが購入できます。



高山病にならないために、こまめに水分補給しながら、ゆっくり歩きましょう。トイレは所々にあるので心配しなくて大丈夫です!




こちらが五彩池!
思ったより近くで見られて感動です。


この時は13時。ちょうど太陽が出ていて、水色のキラキラした五彩池が見れました。
日差しや角度によって黄色やグリーンに見えたり、その時々で色も変わるそうです。
手前から、横から、上からと、色々な角度で写真が撮れます。
見え方が全然違うので、別の位置から写真を撮ったり眺めたりで、このスポットだけで1時間くらいいました。笑


ベストシーズンは6月〜10月のようですが、雪景色の黄龍も神秘的でした。


高い位置から五彩池全体を眺められるところにベンチがあり、そこに座って持参した軽食を食べました。
黄龍内には食事処はないため、事前に何か買ってきた方が良いです。
ここまで登ってくる人はそんなに多くないので(とは言っても歩いて50メートルほどですが)静かにゆっくり過ごせました。休憩しつつ、この絶景を目に焼き付ける。贅沢な時間でした。
ハイキングコースを下る
五彩池から出口まで4km以上歩きます。
電動カート+ロープウェイで戻ることも可能。
ここから先、出口まで売店はありませんでした。(それらしき場所はあったが閉まっていた)
体調が優れない場合などは、無理をせずロープウェイで戻ることをおすすめします。
トイレや休憩用の椅子はところどころにありました。


ハイキングの途中にいくつか見どころポイントがあり、石灰棚を楽しめるようになっています。
・・・が!
全然見どころがない。
1時間近く歩いても、変わり映えのない雪景色が広がっている。


まさかとは思っていましたが・・・


凍っています。
こんな感じの景色がひたすら続きました。笑
時期によって入場料が倍以上違うのも納得です。


滝も凍っていました。
よく考えたら当然ではある。笑
むしろ3月中旬に凍ってない五彩池が見られただけラッキーでした。
それでも途中でリスや鳥に出会えたり、見たことがない植物を見れたり、楽しかったです。
黄龍は「天然の植物園」とも呼ばれるほど希少な高山植物の宝庫なんだとか。石灰棚が見れなくても、雄大な山々に囲まれながらのハイキングはとても気持ちがよく、時間をかけて歩く価値は大いにあると思いました!


最後のほうになると雪も減ってきて、透き通った水が見えてきました。


この時は少し曇り空になっていたのですが、それでもこの透明度。
もうこの時には足はブルブル。笑
そして4kmのハイキングを終え、ようやく出口へ!


ロープウェー乗り場とは違う場所に出ます。
12:00にロープウェーに乗って、出口に着いたのは16:15でした。



休憩や写真撮影をしながらゆっくり周ったので、早い人なら3時間くらいで降りてこられるかもしれません。
この出口周辺に観光案内所や食事処があったので色々見たかったのですが、乗り合いシャトルバスがすぐ出発するとのことで、このまま黄龍九寨駅へ向かいました。周辺情報をお伝えできなくて申し訳ないです…
黄龍から成都へ
乗合シャトルバスで黄龍九寨駅へ


行きと同じシャトルバス&ドライバーが迎えに来てくれました。
荷物を車内に預けて観光できたのが良かったです。
ちなみにドライバーとはWeChatでコミュニケーションを取っていました。
自動翻訳機能があるので、相手は中国語で、自分は日本語でメッセージを送ればいいので便利でした。(翻訳精度は微妙)
ただ、相乗りシャトルで残念だったことが2つあって、
1つは、帰りの時間を確認したのにも関わらず「他の人たちはもう着いて待っているから早く出てきて」と急かされて十分に観光できなかったこと。もう1つは、黄龍から駅に向かってからまた黄龍へ引き返して、行きにはいなかった人たちが乗ってきたこと。その人たちを駅とは別の場所へ送っていて、駅まで30分で着くところ1時間かかりました。



帰りはタクシーを利用したほうが時間を無駄にしなくて済んだかも。
高速鉄道で成都へ
黄龍九寨駅から成都へは、また高速鉄道で戻りました。
黄龍九寨駅18:12発→成都20:39着で、成都市内(春熙路)のホテルには21:30頃到着しました。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。


まとめ
黄龍について
- 絶対に行くべき
- 観光時間は4〜5時間
- 高山病に注意
- 日焼け対策が必要
相乗りシャトルバスについて
- 快適な移動
- コスパ良い
- 予約時に一手間かかる
- 無駄な時間がかかる可能性
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