【絶景】中国の秘境!九寨溝・黄龍に2泊3日で行ってきた

四川省の山奥にある「九寨溝」と「黄龍」へ、成都から2泊3日で行ってきました!
この記事では、私の観光ルートや旅費を紹介しています。個人旅行の参考になれば幸いです。

東京から成都までは直行便(約5時間)が出ており、私の旅程にプラス1〜2日あれば行けるかと思います。

目次

九寨溝・黄龍とは

九寨溝(きゅうさいこう)は、透明度の高い湖や滝、原生林が広がる景勝地。
ユネスコ世界遺産に登録されており、中国でも5A級観光地とされている、四季折々の景色が楽しめる観光名所です。

九寨溝

青い池は世界に何ヵ所かありますが、その中でも特に綺麗でした。
九寨溝は大小100以上の湖沼を含む渓谷全体の総称なので、「青い」といっても、上の写真のような透明度が高いところもあれば、ターコイズブルーやエメラルドブルーの湖沼など色々あります。

また、九寨溝から100kmほど離れたところに、黄龍(こうりゅう)という景勝地があります。

黄龍

黄龍も世界遺産に登録されています。
石灰棚とスカイブルーの透き通った水がとても神秘的。写真の五彩池が一番有名なスポットですが、この他にもたくさんの石灰棚(彩池群)があり、美しい景観のハイキングが楽しめます。

中国旅行のハイライトになること間違いなしの場所です!
時間が限られている方は九寨溝だけ行くようですが、個人的には(強いて言えば)黄龍のほうが感動したので、せっかくここまで来たならどちらも訪れることをお勧めします。

旅程

1日目

14:44
成都東駅発

高速鉄道に乗車

16:48
黄龍九寨駅着

九寨溝行きバスに乗換

19:00
九寨溝(ホテル)着

九寨溝から徒歩10分のホテル宿泊

2日目

9:00
九寨溝観光
18:00
ホテル着

前日と同じホテル泊

3日目

9:30
ホテル発

相乗りシャトルに乗車

12:00
黄龍着・観光
16:30
黄龍発

相乗りシャトルに乗車

17:00
黄龍九寨駅着
18:12
黄龍九寨駅発

高速鉄道に乗車

20:39
成都東駅着

本来、1泊2日あれば観光できます!
私の場合、朝早いのが苦手、体力に自信がない、日程には余裕があったという理由で、ゆっくり3日かけて行きました。

モデルコース

日本から東京→成都の直行便で行く場合、最短で3泊4日で行けます。

【1日目】
✈️東京→成都(夜着)
🛌成都泊

【2日目】
🚅成都東駅→黄龍九寨駅(2時間)
🚌黄龍九寨駅→黄龍(30分)
📍黄龍観光(4〜5時間)
🚌黄龍→九寨溝(2時間)
🛌九寨溝泊

【3日目】
📍九寨溝観光(8時間)
🚌九寨溝→黄龍九寨駅(2時間)
🚅黄龍九寨駅→成都東駅(2時間)
🛌成都泊

【4日目】
✈️成都→東京(午前発)

可能ならあと1〜2日足して成都市内の観光も入れたいところです。
その場合は、私と同じコース(九寨溝→黄龍の順番)で、初日の移動前に市内観光+最終日に成都ジャイアントパンダ繁殖基地など1日観光を付け足すのがおすすめ。

九寨溝→黄龍の順番をおすすめするのは、高所順応のためです。
九寨溝は標高1,800~3,100m、黄龍は標高3,100〜3,500mあるので、先に九寨溝へ行くことで、体を徐々に高所に慣らすことができると思います。気休めかもしれませんが、、高山病予防には高度を上げるペースが重要と言われているので少しでも。

高山病とは?
標高の高い場所(2,500m以上)に急に登ったときに起こる体の不調のこと。
空気が薄くなって酸素が足りなくなることで、体が上手く適応できず、頭痛・吐き気・めまいなどの症状が出ます。年齢や体力に関係なく誰でも発症する可能性があります。

・水分補給をこまめにする
・前日はよく寝る
・お酒を飲まない
・体を冷やさない

対策をすれば、九寨溝くらいの標高ではあまり心配しなくても大丈夫だと思います。

観光難易度

黄龍のハイキングコース

【九寨溝】
アクセス★★★☆☆(普通)
体力面★★★☆☆(普通)
設備・案内★★★★☆(良い)
総合難易度★★★☆☆(普通)

【黄龍】
アクセス★★★☆☆(普通)
体力面★☆☆☆☆(大変)
設備・案内★★★★☆(良い)
総合難易度★★☆☆☆(やや大変)

九寨溝も黄龍も山奥にはあるものの、観光地でかなり整備されています!
数メートルおきにゴミ箱とスタッフが配置されており、綺麗な環境が保たれています。

トイレも中国にしては綺麗でした。
ただ、トイレットペーパーはないのと、ほとんどが和式(10個中2個くらいが洋式)でした。

九寨溝の洋式トイレ(一部のみ)

大変だったのは体力面。
前述の通り、標高が高いことに加え、広いのでめちゃくちゃ歩きます。

私の場合、九寨溝は22,000歩、黄龍は18,000歩も歩きました。

ハイキングコースは木道が整備されていて基本平坦なのですが、黄龍は標高3,000m以上の高山を4kmも歩くので結構体力を消耗しました。メインの五彩池だけ見て往復ロープウェーを利用することも可能ですが、その五彩池に行くまでの道のりが一番大変です。体力に自信のない方、高山に弱い方、子連れの方には難易度が高めだと思います。

九寨溝に関しては、そこまで標高が高くない&バス移動ができるため黄龍より体力面では楽なものの、バス移動の難易度が高かった(中国語のアナウンスしかなく降車場所がわからない)です。スポットがたくさんあって、中国人でも乗り場など迷っていました。

服装・持ち物

服装

行った時期は3月中旬。日本の真冬の格好で行きました。

  • ダウンジャケット
  • インナー
  • ヒートテック
  • 超極暖
  • ニット
  • タイツ
  • ズボン
  • 手袋

私が行った日は3月にしてはかなり暖かく、昼間は20度以上ありましたが、朝晩は0度近くまで下がりました。
日が陰るだけで体感温度がかなり変わるので、この時期に行くならダウンは必須だと思います。

また、帽子とサングラスの持参をおすすめします。高山にあるので紫外線が強く、雪も残っているため日差しが痛いです。

持ち物

  • パスポート
  • トイレットペーパー(ティッシュ)
  • 飲み物
  • カッパ

入場するためにパスポートが必須。
中に飲食店はありますが、ハイキングコースにはないので飲み物は持ち歩いたほうが良いと思います。

観光にかかった費用

今回、成都から2人で旅行しました。ツアーは使用していません。

2人分の2泊3日の旅費(入場料、交通費、宿泊費、食費)は、合計50,752円(2,475元)でした。
1人あたり25,376円(1,237元)。

項目内訳金額(2人分)
交通費(高速鉄道)成都↔︎黄龍九寨駅13,248円
交通費(バス)黄龍九寨駅→九寨溝2,091円
交通費(乗合バン)九寨溝→黄龍→黄龍九寨駅5,638円
入場料九寨溝(園内バス込)6,536円
入場料黄龍(ロープウェー片道込)5,912円
入場料黄龍ケーブルカー820円
宿泊費九寨溝ホテル(2泊)11,312円
食費3食分+軽食5,195円

入場料はローシーズン(12月〜3月)の料金です。ハイシーズン(4月〜11月)は倍くらいの料金になります。

朝食はホテルに含まれていたので、
・初日の夕食
・九寨溝内での昼食
・2日目の夕食
の3食のみレストランで食べました。

3日目の黄龍風景区内にはレストランがないため、九寨溝周辺で軽食を買って持っていきました。

食費と宿泊費は人によって変わると思いますが、それ以外の交通費と入場料だけだと1人17,122円!

ツアーだと同じ内容(成都から高速鉄道利用)で5,000元(約102,500円)ほどなので、個人旅行だと結構お得に行けますね。もちろんツアーのほうがホテルや食事が良かったり、ガイドも付くし、何より楽なので、価値はあると思いますが。

宿泊したホテル

九寨溝の入口から徒歩10〜15分のところにある朵蘭達Vホテル(DoALand V Hotel)に宿泊。

泊まったのが3月のローシーズンだったこともあり、朝食(ビュッフェ)付きで1泊5,000円ほどでした。
シャワーとトイレが分かれているホテルで探しました。清潔さもスタッフの対応も申し分ないです。
無料の洗濯機・乾燥機あり◎

ホテルの場所↓

青く囲ったところに飲食店が集まっているので、この辺り〜九寨溝入口の間にあるホテルを予約すると便利です。

朵蘭達Vホテル(DoALand V Hotel)
📍No. 82, Group 1, Pengfeng Village, Zhangzha Town, 九寨溝, 四川省, 中国
📱+86-837-8769999, +86-13219848186

まとめ

実際行ってみると移動や予約手配は難しくなく、個人旅行でも問題ありませんでした。
どこも基本中国語しか通じませんが、スタッフも通りすがりの観光客の人たちも親切な人が多かったです。

難しかったのは
九寨溝→園内バス移動(中国語)
黄龍→高所のハイキング
くらいでしたので、そこを対策していけば自力での観光も十分楽しめると思います!

それぞれの周り方や見どころの詳細は、別記事でご紹介します。

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