張家界観光の2日目は、武陵源に行ってきました!
1日目:天門山
2日目:武陵源←ここ
3日目:芙蓉鎮
\前回の記事はこちら/

武陵源は3,000本以上の石英砂岩の柱状奇岩が林立する秘境。
ユネスコ世界自然遺産にも登録され、映画『アバター』の舞台モデルにもなったことで有名になりました。
天門山と同じく、エレベーターやロープウェイなど移動手段そのものがアトラクションになっています。
武陵源の見どころ
- 水彩画のような風景
- 映画アバターのモデル地
- 世界一高い屋外エレベーター
- 奇岩を通り抜けるロープウェイ
武陵源には大まかに「天子山」「袁家界」「楊家界」「黄石寨」の4つのエリアがあるのですが、私はその中の「天子山」と「袁家界」へ行きました。(その他にも金鞭渓というハイキングコースなどありますので後述)
この記事では、実際に武陵源を訪れた体験をもとに、武陵源の見どころ、アクセス方法、予約方法、観光のコツを詳しくご紹介します。
武陵源の基本情報

営業時間 | 07:00〜18:00(冬季は8:00〜17:00) |
所要時間 | 1〜3日 ※私の観光コースだと8時間 |
住所 | 中国湖南省張家界市武陵源区 |
武陵源へのアクセス

武陵源の位置関係
張家界駅・バスターミナルから車で50分、張家界空港から車で40分、張家界西駅から車で30分。
バスでもDiDiでも所要時間はほぼ同じなので、格安なバス(片道13元)がおすすめ。
張家界には「張家界駅」と「張家界西駅」があります。間違えないようご注意ください。
\張家界駅からの移動方法はこちら/

\重慶から張家界への行き方はこちら/

武陵源バスターミナルは、武陵源入口(東門)から徒歩15分ほどのところにあります。

このバスターミナルと武陵源入口の間にあるホテルを予約すると便利です!
飲食店もこの間にたくさんありました。
私の観光ルート
ロープウェイで山頂へ
雲海を見ながら朝食
賀龍公園・仙女献花・御筆峰・砂岩峰林
三視台・天下第一橋・長寿池・迷魂台

昼食の時間は取らず、ところどころで小休憩を取りながら、持参した軽食やお菓子を食べました。
3月の平日で閑散期だったからかスムーズに周れました。
繁忙期は乗り物の待ち時間がかかるかもしれませんので、上記スケジュールに1〜2時間余裕をもって計画立てすることをおすすめします。
最後の「十里画廊」はもし時間があったら立ち寄るのでいいと思います。
武陵源のチケット
チケット料金


入場券 | 227元(約4,650円) ※保険代の3元が含まれる ※シニア・子供料金あり |
入場券+全乗り物セット | 518元(約10,620円) |
百龍エレベーター | 65元(約1,330円) |
天子山ロープウェイ | 72元(約1,480円) |
楊家界ロープウェイ | 76元(約1,550円) |
黄石寨ロープウェイ | 65元(約1,330円) |
入場券は4日間有効。
1日券はないので、これを買うしかありません。
また、入場券227元にはエレベーターやロープウェイの料金は含まれていません。
別途乗り物チケットを購入するか、セット券を購入する必要があります。
上記3つのロープウェイ+百龍エレベーターを利用する場合はセット券、一部しか利用しない場合は個別で購入がお得。私は天子山と袁家界のみ行ったので、入場券+天子山ロープウェイ+百龍エレベーターを購入しました。(合計364元)



ホテルで割引チケットを販売していないか聞いてみてください!
私が泊まった宿では、3つのロープウェイ+百龍エレベーター無制限のチケットを460元(約9,430円)で販売していました。
チケット購入方法


現地窓口やWechatでも購入できますが、Trip.comの事前購入がおすすめです。
当日はパスポートを持って行くのを忘れずに!
入場料のみ


交通費


入場料が含まれたセット券





私と同じコースで周りたい場合、赤枠のチケット(入場料+天子山ロープウェイ+百龍エレベーターのセット)を選択ください。
武陵源観光・見どころ
天子山(Tianzi Mountain)


武陵源風景区の東門からロープウェイ乗り場へ。
ロープウェイは7分ほどでしたが、徐々に奇岩が近づいてくる感じがとてもワクワク!
このロープウェイ自体がアトラクションでありハイライトの一つでした。




ロープウェイを降りると、なんと雲海が広がっていました…!


まさに仙境!絶景!
雲海が見られることは予想してなかったので、嬉しいサプライズでした。
別の角度から撮った写真。


あまりにも幻想的で綺麗だったので、近くにあったベンチで朝ごはんを食べました。




天子山にも食事処やマックなどありますが割高なので、事前に市街地で小籠包など軽食を買っていくことをおすすめします。朝早くから営業しているお店も結構ありました。



何よりこの景色を楽しみながらの朝食、贅沢な時間でした!
ここからバスで天子山観光のメインエリアへ移動。






マップの下半分はハイキングコースになっていて、片道1時間以上かかるため、上半分だけ(武士訓馬の辺りまで)見れば十分だと思います。
賀龍公園




バスはこの賀龍公園というところで下車し、そこから歩いて天子山景区内を観光します。
まずは一番近い「仙女献花」というスポットへ向かいました。
仙女献花




天子山景区内の代表的なスポット。
奇岩がまるで花籠を持った仙女が花を献じているように見えるため「仙女献花」と命名されたんだとか。
上に木が茂っている岩がそれらしいのですが、いまいちどれだかわかりませんでした、、たぶん左側の岩かな?
御筆峰


仙女献花からすぐのところにあります。
写真で見ていた景色が目の前に広がっていて感動!
筆が逆さまに刺さったような岩姿が名前の由来らしい。
朝霧や雲海があるときだと、峰が浮かび上がって水墨画のような神秘的景観になるそうです。
十分壮大ですごかったけど、欲を言えば見たかった。四季によっても景観が変わりそうですね。
砂岩峰林(武士訓馬)




先ほどの御筆峰と別角度?の景色が広がっていました。
これが昔は海の中にあったのか〜とか、今の奇岩になるまでどのくらいの時間かかったんだろうとか考えながら、地殻変動のすごさを感じました。



天子山観光はここまでで十分かと!
バス移動
また賀龍公園のほうへ戻り、袁家界行きのバス乗り場へ向かいました。
途中にたくさん食事処があるので、ここで食事をしてもいいと思います。


袁家界行きの直通バスはないため、途中で乗り換えが必要。
途中で下車すると「空中田園」が見れるのですが、時間の関係で私は立ち寄りませんでした。




天子山→袁家界までの移動は、バスの待ち時間含めて1時間弱かかりました。
袁家界(Yuanjiajie)


現在地マークがついているところがバス降車場所。
そこから下の黄色ラインを左側に向かって歩いていき、最後は「迷魂台」と書いてある辺りで百龍エレベーター行きのバスに乗りました。




三視台




余談ですが、中国人は基本割り込んできますが、対個人だと協力的だということがわかりました。
写真スポットで撮影するとき、意外と順番に並んでくれたり、声をかけたら一時的によけてくれたりしました。(ただし団体は絶対に無理。笑)
天下第一橋
袁家界のメインスポットの一つ、天下第一橋へ。




前日の天門山ほどではないものの、ここも標高1,000メートルの絶壁の上にある歩道なので、高所恐怖症の人はちょっと怖いかも。
通ってきた道を振り返ると…!


おおおー!!天然の石橋だというから驚きです。
長寿池


この後も時々奇岩を眺めながら、歩道を進みます。
この辺りまで来ると、似たような景色ばかりで正直見飽きてきました。笑
迷魂台






よく見るとエリアによって奇岩の形や本数は違うけれど、どれがアバターのモデルになった岩かは、最後までわかりませんでした。(後で調べたら天下第一橋の近くにあるみたい)
次は、世界一高い屋外エレベーター「百龍天梯」へ。
バスで10分ほど移動。
百龍エレベーター(Bailong Elevator)




バスを降りてからエレベーター乗り場まで5分以上歩きました。
待ち時間は15分ほどだったと思います。




エレベーターは3機あって、この時は2機だけ稼働していました。
順番にどんどんエレベーターに乗りこまされるのですが、最後に乗ると外の景色がまったく見えなくなるため、私はお願いして一度順番を飛ばしてもらい、次のグループの最初に乗りました。感謝。


乗車時間はたったの90秒。
でもこの絶壁を垂直に降りる体験はとてもユニークで貴重でした!
私は下りだったけれど、上りだったらもっとワクワクしそう。


こんな断崖絶壁にエレベーター作るなんて、本当にとんでもない。笑
きっと日本だったら環境保全の観点で作らないですよね。



ここまでで観光終了の予定でしたが、時間が余ったので十里画廊にも立ち寄りました。
十里画廊(Ten-Mile Gallery)
袁家界から東門に戻る時、いずれにしろ十里画廊でバスの乗り換えが必要になります。
せっかくなので少し見てみようとなりました。






列車は片道38元もしたのと、結構並んでいたので諦めて、遊歩道を30分ほど歩いて戻りました。



いろんな動物の列車が走ってる!と思ったら、十二支をモチーフにした観光列車だったんですね。






特に目新しい景色もなかったので早々にバスへ。ここから東門までは20分ほどで戻れました。




9:00に入場、16:30に退場。滞在時間は7時間でした。
武陵源は1日だけの観光でしたが大満足!
正直同じような景色が続いて、後半は少し飽きてしまったので、1日がちょうどよかったかもしれない。
個人的には、3日間日程が組めるなら「天門山」「武陵源」「芙蓉鎮」がベストかなと。
この日はまた武陵源の宿に泊まり、翌日は芙蓉鎮を観光しました。
\芙蓉鎮への行き方はこちら/


\芙蓉鎮の旅行記はこちら/


コメント