重慶から張家界へは直通列車があります。
寝台車と普通車があるのですが、これから予約する方にまずこれだけ伝えておきたい。
予約開始後すぐに予約してください。
すぐ売り切れる可能性があります。
そして
寝台の予約をおすすめします。
普通車は「硬座」と呼ばれる硬くてリクライニングもできないシート。
席が向かい合っていて、民度的にもうるさく汚い環境で長時間移動することになります。
もし寝台が予約できなかった場合、途中まで高速鉄道で行き、そこから普通列車(硬座)に乗り換える方法もあります。

私は寝台が満席で予約できなくて、高速列車+普通列車で張家界まで行きました。
この記事では、重慶から張家界までの行き方(2パターン)と、予約方法、実際の乗車レビューをご紹介します。
重慶から張家界への行き方
直通列車でのアクセス方法


所要時間・料金


重慶北駅から張家界西駅までの直通列車は、1日3本出ています。所要時間は6時間17分〜24分。
座席は3種類あります。


硬座 | 普通席 |
硬臥 | 3段ベッド寝台 |
軟臥 | 2段ベッド寝台 |
硬座が一番安く、軟臥が一番高く、倍以上の料金となります。
ですが、ここで+2,000円課金してでも軟臥(下段)で移動することをおすすめします。



画像でも「売り切れ」になっていますが、軟臥→硬臥→硬座の順で売り切れていきます。
高速鉄道+普通列車でのアクセス方法


重慶北駅→黔江駅まで高速列車、黔江駅→張家界西駅まで普通列車(硬座)で行く方法。
乗換時間がある分、所要時間は直通列車より20分ほど長くなりますが、硬座に乗る時間が半分で済みます。
料金的にも寝台車よりは安いです。
所要時間・料金




合計料金は2,300円。
直通列車の硬座が1,300円くらいなので、+1,000円で行程の半分を快適な高速列車で移動できるなら、全然ありだと思います。寝台よりも全然安いですし。
シートもですが、高速列車はトイレが綺麗なため、安心して長時間乗っていられます。
硬座はインドほどではないが結構汚かったです。



高速列車は二等車で十分快適でした!
重慶北駅から張家界西駅へ移動【体験談】
重慶北駅へ移動


小什字駅近くの宿に泊まっていたので、そこから重慶北駅までDiDiで移動しました。(16.58元)




重慶北駅には「北広場」と「南広場」があります。
数年前まで「北広場」と「南広場」は別の駅で、行き先や鉄道の種類によって乗り場が分かれていた(行き来ができなかった)ようですが、現在は南北広場が連結されて通り抜けできるようになったたそうです。
現地のホテルスタッフも「どちらから入ってもホームまでの距離が少し変わるだけ」と言っていました。




駅入口で手荷物検査があります。
この時は平日朝だったからか混んでおらず、5分くらいで終わりました。
駅構内にはカフェやコンビニなどお店がたくさんあるので、食べ物には困りません。
朝ごはんを食べていなかったので、車内で食べる用のパンを購入しました。
トイレにはトイレットペーパーはありません。和式のみだったと思います。
高速鉄道に乗車




Trip.comの予約画面に書いてある車両・座席番号を確認し、乗り込みます。




日本の新幹線と同じくらいの広さ・綺麗さでした。あいにくこの車両にはUSB充電がなくて残念。
高速鉄道の乗車時間は3時間。
幸い周りにうるさい方などもおらず、快適に過ごせました。
黔江駅で乗り換え


黔江駅で1時間弱の乗り換え時間がありました。
かなり小さな駅で、コンビニとトイレ以外何もありませんでした。
この時3月だったのですが、暖房が効いていないのか、結構寒かったです。
1時間程度なら大丈夫でしたが、乗り換えで数時間待ちだと厳しいかも。
発車時刻の10分ほど前に改札が開き、ホームへ。


各車両に一人ずつスタッフがいて、乗る前にパスポート確認がありました。
硬座も指定席なので、Trip.comの予約画面にある座席番号を確認して座ります。
指定席といっても予約時に座席指定はできず、自動的に割り振られた席になります。




今度はこの列車で3時間弱移動。
写真だと快適そうに見えるかもですが、前後のおじさんグループがめちゃくちゃうるさくて(日本人の団体のうるささの比ではない)、近くのファミリーは普通に食べ物のゴミを床に捨てるし(スタッフが定期的に巡回して掃除してくれてた)、シートは硬いしで、本当に辛かったです。トイレも汚いので、水分控えて行かないように頑張りました。
これでも数年前に比べたらだいぶマシになっていると聞き、驚き。
たったの3時間でも辛かったです。腰悪い人は絶対乗っちゃダメですね。



たまに耳にする”硬座で10時間以上移動した”とかいう強者バックパッカー、信じられません。凄すぎます。
張家界西駅に到着






外国人はパスポートを持って有人改札(端)へいきます。
ちなみに改札手前にトイレがあり、比較的綺麗でした。
ただ、やはり和式のみ&トイレットペーパーはありません。




張家界西駅は、1階が到着口、2階が出発口です。
改札を出て正面に進むと、バス・タクシー乗り場があります。私は正規のタクシー乗り場ではなく、駅前広場の大通りでDiDiを呼びました。
DiDiで張家界市内へ




ここでDiDiに乗りました。
私はここから天門山の近くにあるホテルへ向かいました。天門山についても後日記事にしたいと思います。
以上、重慶から張家界への行き方でした!
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